セクション 10(論文など②) 「 野口英世の業績」について記述あり

  論文などの続きです。


「上部消化管出血に対する薬剤direct-coating法とH2ブロッカーの併用療法について」
                               Gastroenterological Endoscopy:Vol.30 No.719887  
        
           
                          
 CPC記録 悪性組織球症の1例」              三豊総合病院雑誌:Vol.9 No.1198812

Castlemanリンパ腫様組織像を呈する系統的リンパ節腫脹を伴った不明熱の1例」

         MEDICAL POSTGRADUATESVol.27 No.6198911 

・・・FUO(不明熱)を呈する得体の知れない症例を経験・治療し、

                                            考察を加えて報告した。

現在この疾患は、国の「指定難病」の1つ「キャッスルマン病」

   として指定を受けている。



「直腸肛門部悪性黒色腫の1例」                             
                       三豊総合病院雑誌:Vol.10 No.1198912

 
「胆嚢癌肉腫の1例」               胆と膵:Vol.11 No.519905
     たんのうがんにくしゅ
 
 ・・・世界で32の報告。海外の数多くの論文Zhang et al.Race and Tumor Size in Carcinosarcoma of the Gollbladderなど)に引用されている。
        客観的ににみて、野口の業績と同等以上になったと実感

<世界にひとつだけの要点ポイント>
甘口でもなく辛口でもない
野口英世の代表的な業績
              (よく知られていると思われる順に挙げてみます)

「黄熱()」の原因は細菌の一種レプトスピラ・イクテロイデスである
   と発表 したが、この菌は、別の病気「ワイル病」を起こす病原菌レプト
   スピラ・イクテロヘモラギエーと同一のものであった。後に黄熱()
   原因は細菌ではなく、黄熱ウイルスであることが判明する。

進行()麻痺まひ脊髄癆せきずいろうの患者の脳内、脊髄内に、梅毒の病原菌である
    スピロヘータ・パリーダを検出した。

オロヤ熱とペルーいぼが同一の病原菌(バルトネラ・バシリフォルミス)
    よるものであることを証明した。

         4 蛇毒についての研究を行い、著書『蛇毒(Snake Venoms)』を出版した。

  5 Kahlden著“Methods of pathological histology”を翻訳して『病理学的
       菌学的検究術式綱要』を出版し、日本の医療・研究技術の発展に
       貢献した。

  6 横浜海港検疫所の医官補の時代に、横浜港に着いた外国船の中にペスト患者が
2名いることを発見し、隔離するなどして、水際での国内ペスト持ち込み阻止に
積極的に働いた。

  7 ペストが流行していたしん国のにゅうちゃんに赴き国際予防委員会中央医院に勤務
                                      して、ペスト患者等を診療した。

  8 歯科X線を日本に紹介した。
              東京大学医学部からは、終始、徹底的に無視されました。
       学位(医学博士)は京都大学医学部から授与されました。
           京大よ、ありがとう
 
  偶像化ではなく、かといって偶像破壊でもなく、
野口の真の姿すなわち“第三の野口像”を知るという
ことが重要なのです。
               ・・・なかなか難しいことではありますが・・・

 
   
 「胆嚢(たんのう)癌肉腫(がんにくしゅ)の1例海外の数多くの論文に引用されている

           
  海外の引用論文の一例  
                          


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